ハイデルベルグ社製菊全判両面印刷機には、通常の平判印刷だけでなく、巻取紙をセットして給紙できる装置も装備しています。つまり、輪転機で使用するコストの安い巻取紙を使って印刷できます。しかも、送り巾を任意(450〜720mm)に調節ができますので、紙面構成に合わせて用紙ムダを最小まで少なくできます。平版印刷と比べて最大25%の用紙削減が可能となり、コストダウンと資源節約につながります。
諸条件による色の誤差を最小限に抑え、より正確な色再現のために、当社ではプリプレスの工程(印刷前段階)から色の情報をすべて数値で管理し、印刷工程でのインキ供給をも制御する一貫したシステムを構築しています。刷り出された印刷物は色の確認のため、イメージコントロールシステムで、各インキの濃度をスキャンして正確な色を測定。その結果に基づいて常に一定の印刷ができるように印刷機を調整します。
これら徹底した品質管理により、コーポレートカラーやイメージカラーなどを忠実に再現でき、「印刷するたびに色が変わる」「印刷中に色が変化している」といったトラブルからも解放されます。